ドイツ北西部エムデンにある独自動車最大手フォルクスワーゲン(VW)の電気自動車(EV)専用組み立て工場。選挙戦終盤の18日、ショルツ首相が訪れ、VW幹部らを引き連れて工場内を見学して回った。

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ドイツ北西部エムデンにあるフォルクスワーゲンの工場を訪れたショルツ首相(右から2人目)=2025年2月18日、寺西和男撮影

 ショルツ氏は記者団に「電動モビリティーは機能している。ドイツで自動車産業が達成した偉大な業績だ」と述べ、「ドイツの自動車企業がグローバル市場で競争できることを示したと、固く確信している」と強調した。

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 だが、生産ラインで働く従業員のマティアスさん(49)はその姿を冷ややかに見ていた。「EVは政治家だけでなく社会全体から十分に支持されていない。政府の対応はすべての分野で改善が必要だ」

 ドイツ製造業の象徴とも言え…

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